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1月28日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会が、昨年大みそかに放送された日本テレビ系のバラエティ番組「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!」の審議入りを決めた。この件について、落語家でお笑いタレントの笑福亭鶴瓶は9日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送のラジオ番組「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」で見解を示した。


鶴瓶はこの日、リスナーから寄せられたBPOに関するお便りを紹介。このリスナーは楽しく観ていた番組がBPO入りしたことで「バラエティがつまらなくなるのではないか?」と思っており、鶴瓶に対して「昔と比べて厳しくなったなと感じることはありますか?」と質問した。

これに鶴瓶は「ないです」と即答。「自分がええねやったら、ええと思ってやってますから」と、特にテレビ出演に関して規制を意識していないことを明かした。

続けて、今回のBPO審議入りについて「審議してもらうのはありがたいけど、芸人にとってはそれはやらんといてほしい。保護せんといてほしい」と、ドラマなどとは違うと説明。ことバラエティに関しては「(芸人が)ギリギリでOK。自分はそれでいいと思ってんねん」「ギリギリの線で生きていって今があんねん」と、自身に照らし合わせ理解を求めた。

鶴瓶は今から39年前、テレビ東京で放送事故を起こし28年間にわたって出入り禁止になっている。「過去をいらう(触れる)のだけはほんまにやめてください。バラエティって昔いろんなことをしてきましたからね」と前置きしながらも、自身が経験した際どい仕事の数々を挙げ「俺はそれの先駆者ですよ」と語った。

最後に同期の芸人がライオンに噛まれながらも、その後、噛まれたことを仕事に活かしていたことを紹介し「覚悟して芸人はやってますから。“笑ってもらおう”と思ってやってる。その覚悟っていうのを、その勇気をぜひ観てやって欲しいなと思いますね」と締めくくった。
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