ITライフハック
健康データ管理を簡単便利に!  オムロンのウェルネスリンク【デジ通】
最新のヘルスケア機器は機器自体にデータの記録機能が搭載されていることが多い。そして、そうやって記録したデータ類はパソコンやスマートフォンにデータを転送し管理きるようになっている。

その中でも最も高度なのが「コンティニュア・ヘルス・アライアンス」という医療機器やサービスを連携ためのアライアンスに対応した機器だ。これはどちらかというと医療関係者向けの機器には対応製品も多いのだが、一般ユーザー用の機器ではほとんど対応製品がないのが実情だ。

そんな中で唯一といっていいのが、一般ユーザーが利用する各ヘルスケア機器を連携できるシステムを用意しているオムロンの製品である。

■オムロンのウェルネスリンク


オムロンはヘルスケア機器を連携するウェルネスリンク(WellnessLINK)というサービスを提供している。同社は体組成計や、活動量計、体温計、血圧計など、一般ユーザーが簡単に測定できる多くのヘルスケア機器を提供しているが、それぞれの機器でこのウェルネスリンクを利用できる。

ウェルネスリンクはWebサービスでもあり、このサービスを利用すればデータの紛失などを気にすることなく様々な情報を一括管理できる。データは非接触式で簡単にパソコンやスマートフォンに取り込むことができる。

健康管理で必要なのは、計測時点のデータだけではなく、過去からの推移で、その数値が変わっていないのか、高くなっているのか低くなっているの確認が重要だ。その点、データをパソコンなどで簡単に取り込め、過去のデータをグラフとして表示されれば健康管理に役立つ。



当然ながら、Webサービスの画面でも過去の推移はわかるが、6か月以上のデータ保管は有料サービスになっている。この辺は、運営を考慮した場合、致し方ないところだ。ちなみに月額料金は315円だ。

健康管理では短期間のダイエットなら6か月程度でも十分だが、長期的な健康管理では6か月では、当然足らない。データ自体はCSVファイルで出力することもできるので、直近のデータだけウェルネスリンクを使用し、定期的に取り込んだデータを表計算ソフトなどでデータの分析するという方法でもいいだろう。

このサービスは2010年11月に始まった物で、健康管理は年単位でのデータが重要となる。今後何年もサービスが継続されるのが重要だし、様々な機器で利用できるようになるのが理想だ。本来、各社の製品のデータを統合的に管理できる仕組みが理想だが、現時点ではオムロンのウェルネスリンク以上のサービスは存在していないので、効率的に健康を管理したい人は、このサービスおよび対応機器がおススメと言えるだろう。

ウェルネスリンク

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)] 

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。

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