沢城は「役が決まったとき、あまりにも現実感がなくて『とにかく準備をしないと……』と、ぼうぜんとしてしまった」と、オーディションで選ばれたときの感想を語った。山寺は「ファーストシリーズから見ている大好きな作品。銭形警部を務めていた納谷悟朗さんに少しでも近づけるよう精いっぱいやりたい」。浪川は「どうやったら小さいころルパンを見た時に感じたドキドキやワクワクが出せるのか。この大きなタイトルを傷つけることのないよう頑張りたい」と、それぞれ抱負を述べた。

　２２作目となる「血の刻印」は、日本の裏社会を牛耳る藤堂の依頼で、ルパンが幻の宝「人魚の鱗（うろこ）」を盗み出すことから物語が始まる。盗んだお宝はニセ物で、藤堂は謎の死を遂げる。不可解な事件の裏に浮かび上がる八百比丘尼伝説の謎を解きながら、ルパンは押しかけ弟子の少女を連れて、あるものを盗み出す。